図面売りで建物売買契約書に印鑑を押してもよいか

 Aさんは、ある分譲地の建売住宅を買おうと思っています。目的物件は、建物の設計図面はできているのですが、建築工事にはこれから着手するといいます。この段階で、図面だけを見て売買契約書に印鑑を押してもいいものでしょうか。

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 この例のように、図面だけにもとづいて、まだ実際には存在していない建物を売買することを「図面売り」などと呼んでいます。すなわちこの場合には、売買の対象物がこの世のどこにも、まだ存在していない点に特色があります。
 こういう契約は、正確にいえば「図面どおりに建物を建て、その建物を売る」という内容のもので、請負契約と売買契約とが複合した特殊な契約だと考えられます。
 ですから契約するときは、請負と売買の両面について、必要な留意事項が、きちんと契約書に定められていることを確認したうえでなければ、印鑑を押してはいけません。そして最小限、つぎのような点をチェックしてください。

 最小限のチェックポイント
 (1)工期がきちんと定められているか。
 (2)代金の支払いが、工事の進行に見合ったものになっているか。
 (3)工事の遅れや材料費の値上がりが、買い主にシワ寄せされないようになっているか。
 (4)買い主の所有権が認められるようになる時期、登記をする時期がはっきり取り決めてあるか。
 (5)工事の途中で建物が倒壊焼失などした場合の工期の遅れ、工事費増加などについてきちんと取決めがされているか。
 (6)工事の手落ちなどによる欠陥があった場合の修理責任について定められているか。
 こういう点をきちんと定めないで、仲介業者が使うような市販の売買契約書をそのまま用いることは、わざわざ紛争の種をまくようなものですから、必ず専門家に相談してください。
 またいったん契約してしまうと、業者が工事の手を抜いて実際の工事費を安くあげようとしがちですから、図面どおりの工事が行なわれるよう十分監視することも必要です。

土地
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