整然とした道路を造るには

私の住んでいるところは道路の幅も狭く、曲りくねって迷路のようになっているうえ、宅地も不整形ですので、整然とした街づくりをしたいと思います。どのようにすればよいでしょうか。
このように希望するように整然とした道路を造るには、土地区画整理法にもとづき、以下のように土地区画整理組合を設立して行なえばよいのです。
組合施行の土地区画整理事業を施行しようとする場合は、土地区画整理組合を設立しようとする者(発起人)が七人以上共同して、定款(組合の名称、施行地区に合まれる地域の名称、事業の範囲、事務所の所在地、費用の分担に関する事項、役員の選挙等に関する事項、総会に関する事項等を記載したもの)および事業計画(事業の基本である設計、資金計画など)を定め、これを都道府県知事に提出し、組合の設立についての認可を受けなければなりません。この場合、発起人は、定款および事業計画について、施行地区内の全所有権者および全借地権者のそれぞれの三分の二以上の同意を得なければならず、さらに、同意した者が所有権または借地権をもっている宅地の地積の合計が、施行地区内の宅地の総地積と借地の総地積との合計の三分の二以上でなければなりません。
知事は、市町村長にこの事業計画を公衆の縦覧に供させ、利害関係者に意見書を提出する機会を与え、意見書を審査して意見を採択すべきときは、事業計画に必要な修正を加えることを命じます。
こうして事業計画が確定すれば、知事は申請手続の法令違反等の事実がある場合以外は、組合設立の認可をしなければならないことになっています。そして、認可の公告がなされれば、施行地区内に土地所有権または借地権をもつ者はすべて組合員となり、総会において役員の選挙、定款および事業計画の変更、換地計画の作成、仮換地の指定(移転や工事の必要から整理後の個々の宅地(換地)の前提となる仮換地を指定する)、保留地(主として事業の施行の費用にあてるための土地)の処分等についての議決権をもつことになります。
このようにして発足した組合施行の土地区画整理事業において、施行者は、地区内の土地の区画形質を変更し、さらに道路などの公共施設の新設または変更を行ない、工事終了前に換地計画を定め知事の認可を得たうえで、工事完了後遅滞なく換地処分を行なわなければなりません。換他計画の内容を関係権判者に通知します。
換地処分の公告があると、公告の日の翌日より換地は従前の土地とみなされ、従前の土地の権利関係が換地に移行します。設置された公共施設は所在市町村が管理します。施行者は、換地処分の公告後土地および建物の変動に係る登記を申請または嘱託するものとされていますので、登記簿上においても、換地処分の内容にそった登記がなされるようになっています。こうして区画整理の事務が完了すると、組合の解散について知事の認可を受けて事業は終了します。

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土地

このような区画整理事業を進めるには非常に高度の専門的知識を要する事務が少なくないので、調査、設計等について、実務経験の豊かなコンサルタントに委託するケースが多いようです。コンサルタントの中には区画整理を専門としている者もかなりいますから、これらの者に委託すれば、非常によい街づくりが行なえると思います。特に、国土交通省計画局建設振興課に備えてある建設コンサルタント登録簿に登録されているコンサルタントは、一般的に経験、能力等について信頼してよいでしょう。
建設工事については、建設業者に請け負わせることになりますが、建設業者は国土交通大臣または都道府県知事に登録を申請しなければなりませんので、この登録簿を閲覧すれば、経験、能力等がある程度わかります。
このように、登録簿の閲覧によって業者を選択するのも一つの方法ですが、都道府県または指定都市の区画整理担当課に優秀な業者を推薦してもらうのもよいでしょう。
一定基準に該当する組合施行の土地区画整理事業に対しては、都道府県または指定都市が、その事業の標準事業費の三分の一以内のものに充てる資金を無利子で貸し付ける制度があります。区画整理担当課に相談してみて下さい。

土地
昔から境界が不明/ 境界の目印/ 境界標が無くなり隣が侵入してきた/ 河川との境界/ 登記所の地図は必ずしも現実の境界とは一致しない/ 買った土地の境界が違っていて家が建てられない/ 同じ買主から買ったのに隣りが登記面積より広い/ 分譲地の私道負担が多すぎて家が建たない/ 越境している隣家をそのままにしておくと時効で隣人の所有になる/ 隣りが境界線をこえて増築している/ 隣りのエアコン室外機が越境している/ 隣りの庭木が越境しているとき/ 借地の境界がはっきりしないとき/ 隣りとの塀は共同の費用でつくることができる/ 塀について隣人と意見があわないとき/ 共同の塀の修繕費用は平等に負担する/ 高い塀のために日当りが悪くなった/ 塀が壊れて通行人がケガをしたとき/ 土留めの石垣費用は崖の斜面の所有者が負担する/ 道路位置指定を受けるには/ 道路位置指定を受ける前に分譲業者が倒産したとき/ 道路にはり出して建物を建てているとき/ 私道確保の方法/ 通行地役権の時効取得/ 袋地の通行権を妨害されたとき/ 土地の一部を買って袋地となったとき/ 建築基準法に適合する道路分だけの袋地通行権/ 地主が借地人の私道を借地人の一人に貸してしまった/ 地主が借地人のために私道を売ってしまった/ 分譲によって袋地となった者の通行権/ 私道負担付の土地の譲受人の通行権/ 私道を勝手に閉鎖することはできない/ 私道への駐車は許されない/ 借地人のための私道への車の通行禁止/ 道路位置指定のある私道は権利者だけの同意だけでは廃止できない/ 整然とした道路を造るには/

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