住宅ローンの種類

衣食住の問題は、私達人間が生存していく上で最も基本的な問題です。このうち衣、食は現在ある程度足りているといえるでしょうが、住の問題はますます深刻になってきています。つまり、住宅は、私達が生活していく上で、その本拠地として必要不可欠の場所であるわけですが、それを入手することは、そう簡単なことではない のです。しかもこのことは、次のような事情によって近年ますます顕著になってきています。すなわち、都市への人口の集中、家族の単細胞化、という社会生活上、家族生活上の変動があり、それによって大都市およびその近郊では住宅に対する需要がますますふえている一方、都市への人口の集中にともなう土地の不足と地価の絶えざる値上り、そうして、一般的な物価の値上りにともなう建築材料の値上り、といった現象がみられます。これに加えて、政府の住宅政策は、その無為無策が非難され、いまやっと端緒につきはじめたばかりだ、という状態なのです。このようにして、いまや、住宅を即金によって入手することは、多くの人にとって困難であるだけでなく、夢のようなことになっているのです。
そこで、そのような人達に住宅を得させるべく登場してきたのが、住宅の月賦販売方式、すなわち住宅ローンです。住宅ローンは、毎月一定額ずつ支払っていけば住宅が自分のものになるわけですから、毎月高い家賃を支払うことを考えれば、利用者にとって得になるわけです。このような事情もあって、住宅ローンは、いまや土地、家屋を入手するための最も基本的な方法の一つとなるに至っています。

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土地

住宅ローンの最も単純な型は、不動産会社が、他の金融機関と提携することなく、自ら直接買主に信用を年えるという、通常の月賦販売方式です。すなわち、不動産会社が、原則として頭金の支払を受けたとき目的不動産を買主に引き渡し、買主は以後代金を月賦で返済していく、という方法です。このような方式の住宅ローンを行なっているのは民間の月賦建築会社ですが、住宅公団による住宅の分譲もこのタイプに属します。なお、住宅供給者が金融機関から貸付を受けて住宅を建築し、この住宅の買主が以後住宅供給者に対し月賦で返済していく方法は、この型のいわば亜種とでもいうべきものです。
提携ローンとは、不動産の買主が、不動産会社の提携する金融機関から住宅資金の貸付を受けて目的の不動産を購入し、以後金融機関に対して貸付を受けた金額を月賦で返済していく、という方法です。例えばあなたがA不動産会社から住宅を購入しようとする場合に、A会社がB銀行との間で提携してローン制度を設けてあれば、あなたはA会社のあっせんでB銀行から住宅資金の貸付を受けることができ、目ざす住宅をA会社から購入することができるのです。このような提携ローンは、多くの不動産会社が行なっています。また、提携先の金融機関としては銀行が普通ですが、そのほか信用金庫や信用組合などでも行なっています。
これとは別に、銀行等の金融機関は、多くの場合に、住宅資金の貸付制度を設けています。これは、要するに、宅地、家屋等の購入資金であれば、購入先については限定せずに一定の資金を融資してくれる制度です。ただし、そのためには、普通、一定の頭金を定期預金として積み立てること、あるいは、毎月一定額を積み立てて一定金額に達していること、が必要とされます。返済はもちろん月賦です。このようなローンは多くの銀行が行なっています。また、住宅金融公庫の貸付制度も同様の型に属します。なお、基本的にはこの型に属しますか、金融機関が立替払いをするとい う形をとり、さらに、建築や物件の購入の斡旋をもしてくれるものとして、日本信販のローンがあります。
住宅ローンは、今後ますます利用されることが予想されます。それは、住宅ローンを行なう方にとっても、利用する方にとっても、多くの利点があるからです。というのは、利用者の方からみれば、まとまった高額な住宅資金がなくても、念願の家を建てることができるわけですから、これ以上の魅力はないでしょう。また、住宅ローンを行なう方にとっても、それは市揚開拓という重要な意味を持ちます。つまり、このような方式を設けることによって、金のない者をも自己の市場の中に含めることができるのです。提携ローンの場合の提携先金融機関についても同様です。すなわち住宅ローンは、消費者金融の一つの方法として、非常に有望な領域を形づくっているのです。
次に、住宅ローンがますます利用される ようになりますと、いろいろな条件も変わってきて、利用者に有利になってくるのではないかと思われます。特に融資額の高額化、返済期間の長期化の傾向は、ますます進められることになるでしょう。
その反面、ローン関係のトラブルが目立っております。特に積立式の場合には、業者の破産の場合に対する利用者の保護規定、解約の場合の条件が厳しいなど苦情が多く、十分に注意しましょう。

土地
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