駐車場の特徴と推進ポイント

 車社会の現代において人の集まる場所には必ず駐車場が必要となる。
 デパート、スーパー、商店街、オフィス街、観光地、スポーツ施設、そして駅前と駐車場は商業経営にとっては不可欠の設備になっている。駐車場の種類や形態は次のとおり比較的単純である。
 1. 利用形態 - 平面駐車場、立体駐車場
 2. 運営形態 - 単体駐車場、複合・付属駐車場
 3. 立地形態 - 市街地駐車場、郊外駐車場
 4. 契約形態 - 契約型(月ぎめ駐車場)、フリー型(時間料金)
 不動産の有効利用という観点から考えた場合、駐車場経営はどちらかというと、後順位に属する利用方法である。むしろ青空駐車場として利用されている土地などは、真っ先に有効利用の検討対象となる。収益性という面からみる限り、店舗やマンションとして利用する方が効率アップになるからである。

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 ただ、駐車場の特徴は、需要が極めて旺盛であり、事業として読みやすいことと、経営の可変性という点にある。オフィスビル、店舗、マンションなどの事業は、いったん事業としてスタートしてしまうと、簡単にはあとへは引けない。半永久的事業であるとさえいえる。
 これに対し特に平面駐車場は、とりあえず駐車場にでも、という暫定的な対応が可能であり、多少の準備期間さえ置けば他の事業への転換も容易である。
 同じ駐車場でも市街地中心部の立体駐車場となると、建物や設備に要する費用も多額となるため、郊外の青空駐車場のように、簡単に事業転換というわけにはいかないが、それとても他の用途に比べれば対応は容易である。その意味で駐車場経営には対応の気楽さがある(他の事業と比較した上での話ではあるが)。
 駐車場が「経営」的要素を最も多く持つのは、やはり立体駐車場である。料金徴収については月ぎめ制と時間制とで当然異なるが、経営の安定という点では月ぎめ制が勝る。
 ただし駐車場は日常の入庫・出庫を安全かつスムーズに行うための体制と安全管理が重要である。とくに機械設備が使用されるだけに、事故が起きると、その結果は非常に重大である。車だけの事故であってもその損害は大きなものであり、まして人身事故は絶対に起こしてはならない。設備の保守点検と管理要員による細心の注意が常に要求される。
 1台当りの料金は、時間料金にしても月ぎめ料金にしても、その地区によって相場がきまっているため、収容台数と設備費・管理費との兼ね合いで事業採算がきまってくる。安全管理と管理の効率化の両方とも重視されなければならない。駐車場経営の計画策定に当っては、設備機器メーカーのノウハウを活用することが必要である。

土地
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